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深い森に囲まれた旧中山道沿いの小さな町(失礼ながら・・・)、長野県の木曽平沢で約70年前に創業した丸嘉小坂漆器店(まるよしこさかしっきてん)。

漆職人が軒を連ねる町にある工房で、漆工・木工に携わる職人の方々は、日々黙々とものづくりを続けていらっしゃいます。

 

木曽漆器産地の深い自然、澄んだ空気、四季の美しさや厳しさすべてを感じ続けながら、丸嘉小坂漆器店さんは伝統から学び、受け継ぎつつ、使い手の私たちへも思いを巡らせながら新しい挑戦をされています。

 

丸嘉小坂漆器店さんが、<ガラスに漆をぬりつける>という漆ガラスのへの画期的な挑戦を始めたのが20年以上も前のことになります。その斬新な発想を試行錯誤の上、形にしたのは1994年のことです。

前職の安曇野アートヒルズ ミュージアムでは、漆硝子「すいとうよ」の開発以降、製品を販売させていただいており、個人的にも特別な思い入れがあります。

より幅広いお料理に合う、そして耐久性も高い漆硝子の研究開発は、「“漆らしさ”を使いやすく楽しいものに昇華させたい」という思いの中でさらなる試行錯誤が繰り返され、2013年の“百色 hyakushiki” の誕生に至ります。

 

職人の方々が丁寧に塗り描いた1点ごとに異なる表情の違いは、使いこなすことで自然と愛着に変わって行くことでしょう。

温もりと静謐。新しさと伝統。

相反して共存し、見事に溶け合う漆硝子のテーブルウェア “hyakushiki” は少し先の未来の、素敵な時間を約束してくれると思います。自由なスタイルでお楽しみください。

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